動物実験について

 
 

動物実験棟は、全施設15棟の内半分近い7棟もあり、ここで薬物動態試験、薬剤安全性試験、薬効・薬理実験薬剤安全性試験、P3微生物使用実験が行われる。製薬の効果が動物実験を通じて試される所である。病原菌を接種し、薬効をしらべる実験もP3施設では計画されている。こうした巨大な動物実験棟(動物実験棟J〜Nの延べ面積は112,500uで東京ドームの2.5倍の広さに当たる)を併設しているところに、今回の武田薬品研究所建設の特徴がある。
実験動物の種類、量については、企業競争上公開出来ないと武田の見解書は述べているが、一般に実験動物とされている物には、マウス、ラット、モルモット、ウサギ、犬、猫、鳥、豚、猿、などが上げられるが、どの様なルートで購入し、その管理、飼育給餌、繁殖、解剖、衛生管理、汚物処理、施設管理等はどうなっているのか厳しくチェックされねばならない。動物実験棟が7棟もあると言うことは、そこに大量の実験動物が飼育保管されているということを意味している。他の化学薬品と違って、実験動物は、呼吸し、物を食べ、汚物を輩出する生き物であるという事であり、病原菌等が接種される動物達からの汚物の排水、排気、並びに日常飼育する人を通じて危険物の外部排出が一番懸念されるところである。

Q63 動物実験では、どのような動物をどのくらい使用するのか。種類、量(何匹)を日、月、年で示して下さい。

Q64 動物実験では、薬効薬理実験、薬物動態実験を行うと記されているが、具体的にどのような実験なのか。事前に病原菌を接種して、薬の効果を調べる実験もおこなうのか。P3施設で行う動物実験とはどのような実験なのか。

Q65 実験が終わった動物の屠殺はどのように行うのか。大規模な動物実験を人口密集地でやることの是非を武田薬品はどのように考えるのか。

Q66 動物実験排水は、固液分離槽で個体を除去しただけで下水に流し込むフローとなっている。動物実験に供された動物排水は、病原菌が接種された物もあり、食物残渣、糞尿、血液、ケージ洗浄水などきわめて危険性の高い排水である。評価書が言うような人間の生活排水と同様に見るべきではないのではないか。

Q67 P3施設の排水については、滅菌処理し適切に処理するとあるが、実験で病原菌を接種された動物の糞尿排水の滅菌処理が心配です。実験動物の排水について糞尿自体、また実験棟清掃の汚水の排水が不明である。動物実験棟から出る糞尿排水、飼育室洗浄排水、給餌給水排水、動物洗浄排水は、それぞれどのくらい出てくるのか量の内訳を示して下さい。